【ラグビーW杯】ジョセフHC “情報漏洩”にピリピリ

2019年10月10日 16時30分

 日本代表CTB中村亮土(28=サントリー)が9日、都内で行われた記者会見で“情報漏洩未遂”をやってしまった。

 初戦のロシア戦前にWTB松島幸太朗(26=サントリー)の3トライ宣言を“暴露”してからというもの、中村は試合ごとに報道陣から「誰がトライを取ると言っているのか」と聞かれるのが恒例となった。この日も同じ質問が飛ぶと「僕が取ります!」と力強く宣言した直後に、ハッとした表情で「ウソです。わからないです」と前言を撤回した。

 すぐにチームの広報担当者が「まだ(スコットランド戦の)メンバーが決まっていないので」とフォローを入れたが、慎重になるのには理由がある。実はジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC=49)が、チームの情報管理に神経質になっており、中村はトライ宣言でメンバー入りを明かしたと解釈される可能性もあったため、発言を訂正したわけだ。

 特にジョセフHCはアイルランド戦(9月28日)前にフランカーのリーチ・マイケル主将(31=東芝)のスタメン落ちが報道された際に「相手に先発情報が漏れてしまう」と、チームスタッフに不快感を示すなど緊張感を漂わせていたという。最終決戦を前に、万全の準備を整えるためにも誤解されかねない発言も許されないわけだ。

 今回は指揮官の逆鱗に触れることはなさそうだが、チーム内にはディテールへのこだわりが徹底されているだけに、スキなく8強を目指す。