【ラグビーW杯】SH田中は4年前よりレベルアップ実感

2019年09月02日 16時30分

田中(中央)は笑顔で練習に参加

 いよいよ最終段階に突入だ。ラグビー日本代表は1日、都内で合宿をスタート。20日開幕のW杯に向けてメンバー31人に入ったSH田中史朗(34=キヤノン)はチームの4年間の成長と確かな手応えを実感している。

 2011年、15年に続き3大会連続の選出に「日本のために体を張ってもう一度戦えることは光栄なこと。経験や過去2大会出たことを評価してもらったと思う。経験値はあるのでチームに落とし込めたら」と改めて意気込みを語った。

 そんな田中のキャップ数はメンバー最多の「70」。常に第一線で奮闘してきたからこそ、チームが以前と比べてひと味違う“戦う集団”になったと感じているという。特に4年前から変わったのは、主にサンウルブズのメンバーとして16年に参入した世界最高峰のスーパーラグビー(SR)を経験したことだ。

 SRのハイランダーズ(ニュージーランド)でもプレーした田中は「ミーティングでも練習でも常にみんなが発言するようになった」と話し「コーチ陣がいなくても練習に取り組んだり、試合を見てお互いに話し合い、分からないところをコーチに聞きに行くようになった。こういう一連の動きは今までの日本ではなかったこと。レベルアップを実感した」と目を細めた。SR参戦によって選手の“意識改革”が実現したのだ。

 代表チームとしても、強豪ばかりが参加するパシフィック・ネーションズカップで3戦全勝の完全優勝を飾り、着実な進化を証明。そんな中、壮行試合の南アフリカ戦(6日)に臨む。

 4年前に金星を挙げた相手について田中は「今までと違ってディフェンスが上がってくるし、スマートなラグビーをやってくる」としながらも「僕らは4年前以上にしんどいことをやってきている。一人ひとりが自信を胸に戦いたい」。日の丸戦士の準備は整いつつあるようだ。