【ラグビーW杯】日本代表 山田と立川のサプライズ選出の可能性

2019年08月06日 16時30分

山田章仁

 ラグビー日本代表は5日、パシフィック・ネーションズカップ(PNC)第3戦米国戦(10日)へ向けてフィジー入りし、軽めの調整を行った。9月20日開幕のW杯メンバーの絞り込みも最終段階に突入している。

 米国戦は、31日のW杯メンバー31人発表前で最後の公式戦。当落線上の選手にとって最後のアピールの場となるが、PNCのフィジー戦とトンガ戦で出番がなく今回の遠征から外れたフランカーの布巻峻介(27=パナソニック)やWTBアタアタ・モエアキオラ(23=神戸製鋼)は、厳しい状況と言えそうだ。

 激しいポジション競争が続くのはプロップ。スクラムでは最前列で敵と対峙する重要なポジションだが、6月の宮崎合宿で中島イシレリ(30=神戸製鋼)や山本幸輝(28=ヤマハ発動機)ら負傷者が続出し、誤算が生じた。フィジー遠征には負傷明けの山本が招集されたが、稲垣啓太(29=パナソニック)以外は流動的だ。

 日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC=49)は6月の宮崎合宿メンバー発表会見で「勝てるメンバーを選ぶのが私の仕事」と話したように、最終的にはメンバー発表前、最後の北海道・網走合宿(18~28日)で見極めていく方針。招集した選手が自身の求める基準に達しなかった場合やケガ人が出たときに、サプライズ選出の余地はある。

 となれば、実績がありながら代表を外れているWTB山田章仁(34=NTTコミュニケーションズ)やCTB立川理道(29=クボタ)の逆転選出の可能性も十分。その兆候を感じたからこそ山田はフランス1部リヨン、立川はニュージーランドのオタゴとそれぞれ期限付きで加入し、高いレベルのトレーニングを継続する手段を選んだ。

 ジョセフHCは、主将を務めるフランカーのリーチ・マイケル(30=東芝)らコアメンバー以外は最後まで競争を通じて勝てるチームづくりを進める方針。W杯メンバー選考もいよいよ大詰めだ。