ラグビー日本代表は30日、大阪合宿2日目を迎え、コート全体を使ってサインプレーや攻守の連係を確認した。PNCトンガ戦に向けて調整を進める中、フッカーの堀越康介(24=サントリー)は「自分の強みをアピールして、それがチームのためになるというところを見せたい」と並々ならぬ意欲を語った。

 W杯まで対外試合は残りわずか。最終的なW杯代表メンバー発表が8月31日に迫っており、メンバー入りはもちろんW杯のピッチに立つためにはフッカーの堀江翔太(33=パナソニック)や坂手とのポジション争いに勝たなければならない。堀越はフィジー戦(27日)でメンバー外だったことから危機感を募らせている。

「2人ともすごく目標にしていた選手ですし、同じレベルでラグビーができることはうれしい」としながらも「ここにいる以上、切磋琢磨しないと試合に出られるチャンスはない。今はやるべきことをやってチームから信頼を得られるように」と力を込め、巻き返しを誓った。