熊本県の営業部長兼しあわせ部長を務める国民的アイドルキャラクターのくまモンが17日、東京・江東区の東京スポーツ新聞社を訪問した。

 11月30日から12月9日まで熊本県内3会場で行われる「女子ハンドボールアジア選手権」のPRが目的。今大会は、同じく熊本開催となっている来年2019年11月の同世界選手権の予選(上位3チームが進出)を兼ねているとあって、PR用のTシャツを着たくまモンも女子日本代表「おりひめジャパン」の躍進と大会の盛り上がりに期待を寄せている。

 すでに、大会の「特別サポーター」も決定。八代市出身で再来年に芸能生活50周年を迎える歌手の八代亜紀(68)を筆頭に、熊本にゆかりのある著名人も参加し、大会をサポートしていく予定だ。

 熊本県は同じく来年のラグビーW杯の開催都市の一つになっており、スポーツの国際大会がめじろ押し。14日には「熊本県スポーツ応援特命大使」に「ポンキッキーズ」シリーズでおなじみのガチャピンを任命した。今後は「くまチャピン」としてくまモンとともに盛り上げていくことになっている。

 この日は16年4月14日に発生した熊本地震から2年半。PR活動を終えたくまモンは本紙編集局内で仕事をする社員たちと触れ合い、ちゃっかり編集作業にも参加するおちゃめな一面も見せた。復興に向けてスポーツは大きな力になる――。くまモンもそう信じている。