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【ボクシング】井上尚弥 体重超過の比嘉に厳しい言葉


スパーリングを行った井上尚弥

 WBA世界バンタム級タイトルマッチ(5月25日、大田区総合体育館)で3階級制覇に挑む井上尚弥(25=大橋)が17日、横浜市内のジムで本格的なスパーリングを開始した。

 この階級では異例ともいえるほどの長身(178センチ)の王者ジェイミー・マクドネル(32=英国)を想定して英国からパートナーを呼んだが、井上は早速“怪物”ぶりを見せつけた。

 4ラウンドのスパーリングの2ラウンド目。左ボディーをヒットさせるとパートナーは思わずヒザをついて、しばらく動けなかった。

 2014年12月にオマール・ナルバエス(42=アルゼンチン)を2ラウンドKOで破った時をほうふつさせるパンチ。しかも試合用(8オンス)よりはるかに衝撃が少ないはずの14オンスのグローブで奪ったダウンだけに、破壊力のすごさが分かる。

 何とかスパーリングは再開されたが、そこからは足を使う相手を終始追う展開になってしまった。もの足りなさが残る印象となったものの、井上は「この時期にガチガチ打ち合うよりも、ああいう展開の練習ができたので。マクドネルと同じ身長の相手とやって、イメージをつかみたかった」と収穫を口にした。

 15日には比嘉大吾(22=白井・具志堅)が、計量をパスできずにWBC世界フライ級王座を剥奪されるという、日本人世界王者では初の衝撃的な出来事があった。

 自身も減量苦がつきまとい、ライトフライ級時代には最大12キロの減量を経験。試合前2週間で10キロ落としたり、計量前の3日間飲まず食わずで1・9キロ落としたこともあるという井上は「僕の場合、最後は気合と根性でした。(試合を)やると決めた以上はプロとして体重はつくらないと」と厳しく話した。

 一方で「メンタルがやられていると思うので、しっかり休んで復帰してきてほしい」と、連続KOの日本記録更新がかかった試合で悪夢のTKO負けに終わった比嘉の状態を気にかけている様子だった。

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