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【ボクシング】村田諒太 “メイウェザー級進化”データに見る攻守の驚異数値


初防衛成功を報じる本紙を手に笑顔の村田

 15日に行われたボクシングのWBA世界ミドル級タイトルマッチで初防衛に成功した村田諒太(32=帝拳)が、データの面でも世界トップレベルにあることを証明した。

 同級6位エマヌエーレ・ブランダムラ(38=イタリア)に8回TKO勝利から一夜明けた16日、村田は最後に仕留めた右フックについて「映像を見て、俺こんなパンチ打てるんだと思いました。これまでは『村田は右ストレートで倒しにくるだろう』と思われてたかもしれないけど、バリエーションが増えたのは大きいですよね」と話した。

 だが「世界」が評価したのは最後の一撃だけではない。ボクシングの試合でのパンチの精度をデータ化している「COMPUBOX」のインターネットサイトによれば、初防衛戦で村田がパンチをヒットさせた確率は42%。中でもストレートやフックといった「パワーパンチ」は59%のヒット率だった。試合に勝った選手でも50%を切るケースもある中、かなり高い数値だと言える。

 また、ブランダムラに許した全パンチのヒット率18%も、希代の「ディフェンスマスター」と呼ばれ50戦全勝の戦績を誇る5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(41=米国)の直近9試合での16%に迫るものだ。

 この「16%」は「COMPUBOX」が集計してきた数千試合のデータでも「最高値」とも言われる。それだけに村田のディフェンス力も、パワフルさが持ち味のミドル級3団体統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(36=カザフスタン)との大一番が実現した際に有効となることは間違いない。

 加えてトータルのヒット率42%もメイウェザーの46%に近づいている。対戦相手が違うとはいえ、前欧州王者相手の世界戦で“メイウェザー級”の数字をマークしたことは、実力が世界トップにある証しだ。「一戦一戦、世界のミドル級で戦う自信を深めていくことができている」という村田の言葉通り、確実に進化を続けている。

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