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【柔道】世界ジュニア選手権女子52キロ級V 阿部詩の強みと課題


笑顔で金メダルを披露した阿部詩

 期待のホープの長所と課題は――。柔道の世界ジュニア選手権(クロアチア)の女子52キロ級で優勝した阿部詩(17=兵庫・夙川学院高)が24日、成田空港に帰国。「1個、目標を達成できてホッとしている」と安堵の表情を浮かべた上で「同じ世代に敵はいない」と豪語した。

 とはいえ、ジュニア世代では敵なしの女王にも、最大目標の2020年東京五輪に向けては国内に強敵が存在する。8月の世界選手権52キロ級で金メダルを獲得した志々目愛(23=了徳寺学園大職)と銀メダルの角田夏実(25=同)が君臨しており、その壁は厚い。

 では詩の強みは何か。世界ジュニアの視察を終えて前日23日に帰国した全日本女子の増地克之監督(47)は「気持ちの部分が強く、大舞台でも力強い」と指摘。兄で男子66キロ級世界王者の阿部一二三(20=日体大)と同じくメンタリティーを評価する。

 一方で大きな課題もある。増地監督は「まだ高校2年生で若い。世界の同世代もまだ体が出来上がっていない。2~3年後に力をつけてくると、そう簡単にはいかなくなる」。国内の争いだけではなく、世界の舞台を制するにはフィジカル面の成長が必要とみている。

 詩自身も「力をつければ、もっと楽に勝てると思う」と課題を認識しており「少しだけウエートトレーニングを取り入れていこうかな」と肉体強化にも取り組む構えだ。

 来月には来年の世界選手権代表第1次選考会となる講道館杯(11月11~12日、千葉ポートアリーナ)が控えている。詩は「この大会は今年の目標。絶対勝って自分もいるとアピールしたい」と、さらなるレベルアップに踏み出す。

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