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【レスリング】米満氏の金メダルDNA受け継ぐ文田健一郎


文田は攻め手を緩めず太田(下)を撃破

 金メダリストの“DNA”を受け継ぐ新星が現れた。レスリングの全日本選抜選手権最終日(18日、代々木第二体育館)男子グレコローマンスタイル59キロ級決勝で、文田健一郎(21=日体大)がリオ五輪同級銀メダルの太田忍(23=ALSOK)を6―2の判定で下し、大会2連覇。昨年末の全日本選手権に続く2大会制覇で世界選手権(8月、パリ)代表に決定した。

 

 五輪銀メダリストに2度の投げでポイントを奪い、世界切符を獲得。「自分に『できる』と言い聞かせて決勝に臨んだ。今まで世界選手権はパートナーで何回も経験した。やっと選手として出場できる」と喜びを口にした。

 

 山梨・韮崎工高出身。父・敏郎さん(55)は同校レスリング部監督で、2012年ロンドン五輪フリー66キロ級金メダルの米満達弘氏(30)を指導した名伯楽だ。父に連れられ小学生のころから道場のマットで、高校生の米満らに遊んでもらったという。

 

 高校時代には自ら希望して父とともにロンドン五輪を観戦。米満が金メダルに輝いた姿を会場で目の当たりにした。「試合の後、話す機会があって金メダルを見せてもらいました。すごく格好良かった。強い選手=五輪金メダルになった。憧れです」。米満を通じ、金メダル獲得のイメージがしっかりと脳裏にインプットされた。

 

 もちろん目標は20年東京五輪金メダル。「太田先輩はまだ先にいる。追いかけることでさらにステップアップして、世界で一番の状態で五輪を迎えられるようにしたい」。米満以来の男子五輪金メダリストを目指す。

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