【柔道】山下泰裕氏“新ルール”セミナーから帰国
2017年01月09日 21時18分
全日本柔道連盟の山下泰裕副会長(59)が9日、アゼルバイジャンで行われた国際柔道連盟(IJF)による審判コーチセミナーを終えて成田空港に帰国した。
今月から試験的に導入される新ルールについて、IJFから各国の審判、コーチに正式に説明があった。日本からはIJF理事も務める山下氏のほか、全日本男子の井上康生監督(38)や女子の増地克之監督(46)など複数名が参加した。
新ルールは「有効」「合わせ技一本」が廃止され、男子は試合時間が5分から4分に短縮されるなど大幅に変更されるが、山下氏によれば、最も関心を集めたのは組み手の部分。片襟や袖口を持つなどの反則行為が緩和されることに、質問が相次いだ。「『こういう場合はどうするか?』という質問はかなり出た。(各国が)一番気にしているのは組み手」。あいまいだった緩和の時間については「3~5秒」が目安で、すぐさま攻撃態勢に入ることが条件となることが確認された。
また、ルールは8月の世界選手権(ハンガリー)後に正式決定となることが改めて通知され、山下氏は「盛んに言ってたのが、テスト形式ということ。8月の世界選手権後に見直した後は、2020年まで変えない。『混乱もあるけど、いろんな意見を寄せてほしい』ということだった」と話した。
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