• 文字サイズ

東スポWebトップ > スポーツ > その他 > 【ラグビーW杯】「史上最強チーム」の陰に異色の指導者

人気ランキング
東スポ芸能
東スポ本紙の芸能スクープ記事がスマホで読める!
国内3キャリア完全対応
詳しくはこちらから
アクセスはこちら!
http://g.tospo.jp/
QRコードQRコードをスマートフォンから読み取ってください



  • このエントリーをはてなブックマークに追加

【ラグビーW杯】「史上最強チーム」の陰に異色の指導者


元総合格闘家の高阪剛氏

 史上最強チームの陰に異色の指導者がいた。ラグビーW杯イングランド大会に出場する日本代表は過去2回優勝の南アフリカとの初戦(19日=日本時間20日午前0時45分)を控え、17日に登録メンバーを発表した。歴代最強との呼び声高く、24年ぶりの勝利と8強による決勝トーナメント初進出を目指す日本。スポットコーチとして3年間フィットネス指導を行い、戦う気持ちもつぎ込んだ「世界のTK」こと元総合格闘家の高阪剛氏(45)にジャパンの強さを聞いた。

「正直、我慢できるか。相手にガチガチこられても『何だ、コイツら。いつまで動いているんだ。しかも、いつまで低い体勢なんだ』と思われるようなプレー。スクラムでもタックルでも、ボールを取ってからのランでもそれができて、相手が1人でも『何だ?』と感じたら(チームが)崩れるのではないか」

 高阪氏は世界ランキング3位・南アに挑む13位の日本が勝機を見いだす道をそう描いた。南アの日本戦の予想先発陣は両ロックが身長2メートル台のほか、120キロ級が3人おり、BKも90キロ以上が揃う巨漢軍団。同日本は115キロの両プロップが最重量で、上背も196センチの2人が最高など、ひと回り小さい。体格・体力のハンディを補うには、相手が嫌がるほど執拗に「低く」を継続するしかない。

 5チーム中上位2チームが決勝トーナメントに進める1次リーグ。南ア戦はいきなりの大一番だが、日本が当たる他の3チームも選手は大きい。

 もちろんそれは分かっていたこと。2003年W杯で母国オーストラリアを率いて準優勝、07年にはアドバイザーとして南アの優勝に貢献したエディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチ(HC=55)が3年前、選手の能力向上に白羽の矢を立てたのが「体は大きくないけれど、かつて米国で戦った」(同HC)高阪氏だった。

 181センチ、100キロ余りの体格で、米格闘技UFCなどのリングで戦い「世界のTK」と称された。エディー氏が日本代表につけたキャッチフレーズは「サムライ・アイズ」と「ニンジャ・ボディー」。相手を殺す機会をうかがう侍の目と、狭いスペースでも機敏に動ける忍者のような身体能力を兼ね備える。エディー氏の熱意とビジョンに心を動かされてコーチを引き受けた高阪氏は、後者を任された。

 重点項目は「低いタックル」と「低い姿勢を保つフィットネス」「相手に向かっていく気持ちの強さ」。当初「ラグビーは何人でやるのかも知らなかった」高阪氏は、初指導となった12年7月の長野県菅平での合宿で、格闘技の経験から「なぜ低くタックルに入らなければならないか」などについて約3時間をかけて訴えた。その指導ぶりが評価され、毎年、合宿の節目に呼ばれて「TKセッション」を行うのが常となった。

 格闘技の練習で行われる準備運動から取り入れた「ワニ歩き」は、「背中を立て、顔を上げ、足を前に出すという基本動作が、タックルや、タックルから這い上がる動きに通じる」。こうした練習の一方、「1対1の局面で絶対に負けない」気持ちの強さを培うため、セッションの最後には必ず、取っ組み合いさながらのスパーリングを組み入れた。

 もともと選手のフィットネスレベルは高く「『格闘技をやってくれないかな』と思う選手は何人もいた」。そこに闘魂を注入。「120キロや2メートルの外国人と向き合って殴り合いをする」世界を「毎日フラフラになるまでの練習」で生き抜いた経験を最初の合宿で伝えると、選手たちも関心を示した。
 主将のリーチ・マイケル(26=東芝)からは昨年、チームを戦う集団にするため、相手に向かう時の気持ちについて尋ねられた。「言葉は悪いけれど、相手を殺すつもりでいく。向こうもその気持ちでくる。そういうぶつかり合いになった時、少しでも弱気なところがあったら勝てない」。この相談は高阪氏にとって印象深く、リーチは最初から率先して相手を倒しにいくことを誓った。

 今年も合宿地の宮崎などと東京間を十数往復した高阪氏。練習に「鬼気迫る」ものを感じるほど、チームから闘志が伝わってきた。かつてヒョードルやキモ、マーク・ハントら強豪と真っ向勝負を演じたTKのごとく、日本代表は南ア、スコットランド、サモアといった列強に挑む。「フィールドの15人全員がいわゆるゾーンの状態に入り、同じ波長を保てば、すごいことが起こるのでは」と高阪氏は期待している。

☆こうさか・つよし=1970年3月6日生まれ。滋賀県出身。柔道で専修大、東レと活躍し、93年に前田日明氏が主宰するリングスに入門。94年8月にデビュー。その後拠点を米国に移し、98年にはUFCで怪人キモを破る。日本人初のUFC定期参戦も実現させて「世界のTK」の名をとどろかせた。帰国後の2000年にはリングスでヒョードルに勝利。04年にはパンクラススーパーヘビー級の初代王者に。PRIDEにも参戦し、06年5月のハント戦で引退した。自ら設立した公式ジム「ALLIANCE―SQUARE」でトレーニングを指導。現役時代は身長181センチ、体重103キロ。

【編集部のおすすめ】

【こんな記事も読まれてます】




【関連記事】


ピックアップ
【ジャニーズ、元SMAPメンバー】本紙がつかんでいた不穏情報を一挙公開!
本紙がかねて伝えてきた「ジャニーズ帝国の激震」が、ついに究極レベルに達した。

【連載コラム】加護亜依の笑うカゴには福来る!?
「モーニング娘。」時代に「加護ちゃん」の愛称で親しまれたタレントの加護亜依が激動の半生を振り返る!(全16回)

野球探偵の備忘録
野球界の“気になるあの人”を追跡し徹底調査!


おすすめコンテンツ
出走メンバー、コメント、本紙の見解のコラムを掲載

「おっぱっぴー」な半生を赤“裸”々に告白!(全15回)

セブン‐イレブンのマルチコピー機で中央競馬レース前日午後5時から発売中!

第2、第3の人生を追跡!

女子からヤング、ベテランまでレーサーの人柄を紹介。さらにアカデミーで舟券的中を目指す!

住之江グランプリ&平和島クイーンズC

18〜25歳(高卒以上)。仕事内容は編集局の補助で原稿運び、郵便仕分けなど。やる気のある方、上記をクリック!

誤字脱字のチェックなどの校閲業務。高卒以上で最低1年間は勤務可能な方、上記をクリック!

注目のトピックス(外部リンク)
リンクについて


新着フォト
東スポ動画
注目コンテンツ
予選ステージは7月スタート!

ビートたけし本紙客員編集長が審査委員長の独自の映画賞!

日本マット界の隆盛、発展を祈念し、東スポが制定したプロレス大賞です。

開催3場の全36レース(2場開催の場合は全24レース)の馬柱を完全掲載!