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【柔道グランドスラム】準V阿部一二三の死角


丸山(右)の巴投げに宙を舞う阿部

 ニッポン柔道のエースに意外な死角があった。グランドスラム大阪大会初日(23日、丸善インテックアリーナ大阪)、男子66キロ級の阿部一二三(21=日体大)が決勝でまさかの敗退。女子52キロ級の妹・詩(18=夙川学院高)と昨年のグランドスラム東京、9月の世界選手権(バクー)に続いての兄妹同時Vを逃した。直前に詩が優勝し、会場が“阿部ワールド”になっている中での衝撃の結末。柔道界の怪物に何が起こったのか――。

 その瞬間、悲鳴交じりの歓声が上がった。世界選手権を連覇し、グランドスラム大会3連覇もほぼ間違いなし、と目されていた阿部が丸山城志郎(25=ミキハウス)の巴投げで横倒しに畳に転がった。下馬評を見事に覆した丸山は「意地を出した。去年も感じた会場の“阿部ワールド”感で燃えた」と振り返った。

 試合後に阿部は「決めるチャンスで決め切れなかった。(2015年の講道館杯以来)2回、同じ負け方で負けてしまった。苦手意識はないが、66キロ級一番のライバル。今回の負けをプラスにしたい」と語ったが、実は右手首にケガをしており、満足に練習ができなかったことを明かした。

「言い訳がましくなるので言いたくなかった」と阿部は悔しげに絞り出したが…柔道界の怪物にも「死角」があった。

 ある欧州強豪国の指導者は「(阿部は)基本ができていてガッツがある。このままガンガン東京五輪までいくべき」とした上で「今は若いから平気だが、いつかは疲れる。練習はそこそこで試合は全開というタイプなのでどこまで持つか。(投げ技など)見た目は豪快だが、負担はかかっている。調子に乗りすぎるとえらいことになる」と指摘。阿部の豪快な柔道は見る者を驚嘆させる一方、その圧倒的な破壊力から強引さも目立つようになり、ケガと隣り合わせにあるというのだ。

 さらには「自分なら(手首に負担のかかる)背負い投げや袖釣り込み腰以外の技を教える。勝たないといけない、という使命感は大変だと思うが頑張ってほしい」と“助言”するが…。もちろん、ライバル国からの指摘だけにすべてそのままには受け取れないものの、今年はこれで2敗目。怪物に課題があるのは確かだろう。

 男子代表の井上康生監督(40)は「いろんな行事や取材などで忙しかったと思うが、それでも王者というものはそのうえで勝たないといけない」と話す。東京五輪まであと2年足らず。周囲の声もろとも投げ飛ばし、阿部は栄冠を勝ち取ることができるか。

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