【ボクシング】村田諒太 V2戦へ軽めの公開スパーも「戦術は決まっている」
2018年10月11日 16時46分
ボクシングWBA世界ミドル級王者の村田諒太(32=帝拳)が11日、20日(日本時間21日)に米国・ラスベガスで行われる同級3位のロブ・ブラント(28=米国)とのV2戦に向けた公開スパーリングを都内の所属ジムで行った。
外国人のパートナーが帰国したこともあって、この日の相手はかつて帝拳ジムに所属した時代に日本スーパーミドル級1位になったこともあり、その後総合格闘技の「パンクラス」で「ウェルター級キング・オブ・パンクラシスト」となった三浦広光(37)。ほとんど打ち合いのないマス・ボクシング2ラウンドを披露しただけだったが、その理由を「今日の午前は試合に向けた検査で網膜とかも調べたので、近くが見にくかったんです」と説明した。
スパーリングは12日で打ち上げるが、ピリピリ感はなく、いい意味でのリラックスムード。「試合でやるべきこと。戦術は決まってますから」と順調に準備ができたことを明かす。
練習後の囲み取材では足元に〝池〟ができるほど汗が出た。「今日の練習で1・5キロは落ちたと思います。これだけ汗が出てくれると安心できますね」。減量中であってもきっちりと新陳代謝ができていて、体重を落とした分だけ食事ができることは体調面でも精神面でも大きなことだ。
週末にはいよいよラスベガスへ向けて出発する。この日の練習を見学したジム&高校の先輩で元WBC世界バンタム級王者の山中慎介氏(36)も「万全の状態でリングに上がって、KOをしっかり見せてくれて、次の大きい試合につなげてくれるでしょう」と聖地でのKO防衛に太鼓判を押すだけに、どんな戦いをするかが楽しみだ。
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