【柔道】JRA退社でプロ転向 原沢久喜の今後

2018年05月05日 16時30分

原沢(中)は子供たちへの指導の合間に笑顔を見せる

 柔道の世界選手権(9月、アゼルバイジャン・バクー)男子100キロ超級代表で、リオ五輪同級銀メダルの原沢久喜(25)が事実上の“プロ”になる。

 4日、都内で全国少年柔道大会合同錬成に参加し、350人の小学生を指導した。4月29日の全日本選手権を激闘の末に制し、子供たちの人気は沸騰。「(テディ)リネールを倒してください!」と声をかけられて終始、穏やかな表情を見せた。4月いっぱいで日本中央競馬会を退社した原沢のもとには複数の企業から支援のオファーが届いている。本人は今後について特定の企業には就職せず、スポンサーとしてサポートを受ける姿勢を表明した。

 形的にはプロと同じで「どこか会社に入ってというつもりはなくて、活動費をサポートしていただけるところを探してやりたい。カネがこれだけ欲しいとかっていうわけではないので、そういう話ができ次第、決められればいい」と話した。

 指導を仰ぐコーチも一人には絞らない。「いろんな人から吸収して自分で自分を客観的に見ることも今後、大事になってくる。また成長できる部分がある」。全日本男子の井上康生監督(39)、重量級の鈴木桂治コーチ(37)には引き続き助言を求めていく。

 すでに都内で人生初の一人暮らしもスタートさせた。料理も自身で作っており「意外に快適」と笑う。2020年東京五輪での金メダル獲得へ、男一人、裸一貫からの勝負だ。「自分自身、柔道で結果を出すと決めてこういう決断をした。戻るところをなくしたつもりなので、新たな気持ちで目標に向かってやっている」。原沢は熱いまなざしで語った。