【柔道】小川雄勢 父・直也“V7”全日本選手権へ「勝つことだけを目指す」

2018年04月28日 15時59分

左から小川雄勢、原沢久喜、王子谷剛志

 体重無差別で柔道日本一を決める全日本選手権(29日、東京・日本武道館)に向けて、有力選手による会見が28日、東京・春日の講道館で行われ、暴走王ジュニアの小川雄勢(21=明大)が初優勝を誓った。

 父の暴走王・小川直也(50)は、全日本選手権で5連覇を含む7度の優勝を誇る(史上2位)。雄勢が初Vを達成すれば、史上初となる親子2代優勝となるが「オヤジの記録はすごいと思うけれど、意識はしていない。切り替えて、自分が勝つことだけを目指したい」と話した。

 プロの世界で“燃える闘魂”仕込みのド派手な言動と振る舞いでのし上がった父と違い、どこかクールな物言い。一方で「お父さん」としていた父を「オヤジ」と呼ぶなど、そのたたずまいは精神的な成長をうかがわせた。技のポイントを聞かれても「自分はもともと技をパンパンかける選手ではない。(体重無差別の)全日本はいろんな階級の選手が交じって簡単ではないので、丁寧にいきたい」と冷静に語った。

 昨年後半から講道館杯、グランドスラム東京、全日本選抜体重別で優勝と実績を残しており、9月の世界選手権(アゼルバイジャン)100キロ超級代表の有力候補に浮上。それでも「自信にはなっているが、明日の試合に勝つことだけを意識したい」と、まずは伝統のタイトル取りに集中する。

 また、大会3連覇がかかる王子谷剛志(25=旭化成)は「年に一回、神聖な気持ち」にするため、坊主頭にして気合満点。今大会には60キロ級の世界王者で、東海大の後輩にあたる高藤直寿(24=パーク24)が異例の出場を果たすが「高藤から宣戦布告されたんで、高藤と当たるところまでは上がりたい。でも、自分は優しい先輩だったんだけどな~」と軽妙な語り口で報道陣を笑わせた。