【全国高校柔道選手権】故斉藤仁氏の次男・立を山下泰裕会長ベタボメ

2018年03月22日 16時30分

国士舘高の優勝に貢献した斉藤

“スーパーサラブレッド”が早くも覚醒だ。柔道の全国高校選手権最終日(21日、東京・日本武道館)、男子団体決勝で東京・国士舘高1年の斉藤立(たつる=16)が大活躍。大将を務めて相手の奈良・天理高の副将に体落とし、大将には内股でそれぞれ一本勝ちし、逆転優勝に貢献した。

 ロサンゼルス、ソウル五輪重量級金メダルの故斉藤仁さん(享年54)の次男。1年生ながら男子最優秀選手に選ばれ「決勝では思い通りに動けた。練習したものを出せた」と言い、天国の父に対しては「この結果を報告しても“まだまだ”と言われる」とさらなる成長を期した。

 何といっても190センチ、155キロの巨体の持ち主だ。しかも超人的な身体能力の持ち主だった亡き父のDNAを受け継いでいる。「あの体であれほどきれいな内股はできない。よく攻めるし、組み手もうまい。今まで見てきた重量級の選手の中でも可能性は最高」と大絶賛するのは、全日本柔道連盟の山下泰裕会長(60)だ。

 現役時代には亡き父とライバル関係にあり、その実力を誰よりも知っている山下会長が「お父さんの魂がこもっていて、お父さんを超える可能性がある。日本の重量級は明るい」と斉藤ジュニアの将来性に太鼓判を押した。無敗を目標とする斉藤はシニアの大会にも活躍の場を広げるつもりで「お父さんやお母さん、応援してくれる人に恩返しする」と2020年東京五輪代表にも名乗りを上げた。