柔道世界王者・橋本壮市が規約違反で処分 強化ランク降格など

2018年02月19日 18時42分

まさかの不祥事が発覚した橋本壮市

 2020年東京五輪の金メダル候補に、まさかの不祥事が発覚した。

 全日本柔道連盟(全柔連)は19日、昨夏の世界選手権男子73キロ級で金メダルを獲得した橋本壮市(26=パーク24)が、国立スポーツ科学センター(JISS)で行っていた個人分散合宿中に、宿泊棟へ知人を無断で招き入れたとして処分を科したと発表した。

 橋本はグランドスラム(GS)デュッセルドルフ(23日開幕)の代表に選ばれていたが、左足関節靱帯を損傷したため辞退。国内に残りJISSで調整中に不祥事を起こした。

 会見した全柔連の中里壮也専務理事によると、橋本は2月8日深夜0時すぎから明け方の6時ごろまで、知人を部外者立ち入り禁止の宿泊棟に招き入れた。JISSは厳重なセキュリティー態勢が敷かれているが、知人に入館カードを渡していた。

 橋本が招き入れた知人に関しては、「相手のプライバシーにも関わるので控えさせていただきたい」(中里専務理事)と性別も含めて明らかにされなかった。

 国内のトップアスリートが集うJISSへの前代未聞の“連れ込み”騒動に、中里専務理事は「誠に遺憾。大変なご迷惑をおかけして、じくじたる思いだ」と謝罪。橋本に対しては強化ランクAからBへの降格、19日から半年間のJISSおよびナショナルトレーニングセンターの利用と立ち入り禁止、同期間の全柔連による国内外での強化事業への参加費用を自己負担、社会奉仕活動等の更生プログラムを受けさせるなどの処分が科された。

 昨夏に世界を制した有望株による騒動で、近年相次いだ不祥事からの信頼回復に努める日本柔道界に、再び大きな傷がつくことになった。