リオデジャネイロ五輪60キロ級銅メダリストで昨年の世界柔道同階級王者・高藤直寿(24=パーク24)らが10日、欧州での国際大会に向けた強化合宿を神奈川・国学院大で公開した。

 ヨーロッパオープン・プラハ(3月3~4日、チェコ)に初めて66キロ級で参戦する高藤は「ワクワクする。減量せず試合の感覚を確かめることで、今まで気づかなかったことに気づく」と話した。

「今年は世界選手権(9月、アゼルバイジャン・バクー)の個人と団体で連覇する。世界ランキング1位で終われたら」と話したのは、昨年の世界柔道73キロ級王者・橋本壮市(26=同)。まずは、グランドスラム・デュッセルドルフ(2月23~25日、ドイツ)でしっかり結果を残すつもりだ。

 リオ五輪66キロ級銅メダリストの海老沼匡(27=同)は階級を73キロ級に上げて初の国際大会となる、グランドスラム・エカテリンブルク(3月17~18日、ロシア)に挑む。「今年は国際大会に出るのが一番の目標。そこで勝って五輪へのスタートラインに立つ」と決意表明した。