柔道日本男子の重量級が9日、欧州での国際大会に向けた強化合宿を東京・多摩市の国士舘大で公開した。

 昨年4月の全日本選抜体重別選手権で右肩を脱臼した、リオデジャネイロ五輪90キロ級金メダリストのベイカー茉秋(23=日本中央競馬会)は「ベンチプレスがやっと120~130キロぐらいまで上がるようになった。でも最大では160キロまで上げられた。もうひと踏ん張り」と話した。

 100キロ超級の小川雄勢(21=明大)は4月に4年生に進級する。昨年6月の全日本学生優勝大会では団体戦の準決勝、決勝でそれぞれ敗れたが「大学生活の集大成になる。優勝に貢献したい」と新年の目標を語った。