柔道の講道館杯全日本体重別選手権大会2日目(12日、千葉ポートアリーナ)、男子100キロ超級は“暴走王”小川直也(49)の長男・小川雄勢(21=明大)が大会初優勝を果たした。

 決勝では明大柔道部の先輩・上川大樹(28=京葉ガス)と対戦。「胸を借りるつもりだった」と挑戦者の気持ちで試合に臨み、大内刈りを決めてみせた。

「この1年はライバルと差がついて苦しかった。優勝したいと思っていた」という中で勝ち取った栄光だが「これはチャンスだと思う。今年1年どれだけ頑張れるか」と慢心はない。

 父も1995年大会の95キロ超級で優勝を飾っているが「“まだまだ”と言われる。だから、まだ頑張る」と気を引き締めた。