阿部詩が世界ジュニア柔道V宣言

2017年10月14日 16時30分

詩は素根輝(右)と制服姿で遠征に出発した

 柔道女子52キロ級で東京五輪のホープ・阿部詩(17=兵庫・夙川学院高)が激化する国内の争いに警戒を強めた。

 13日、成田空港から世界ジュニア選手権(18日開幕、クロアチア・ザグレブ)に向けて出発。兄で世界選手権男子66キロ級金メダルの一二三(20=日体大)は、同じ高校2年で挑戦して2位だった大会だけに、詩は「兄ちゃんと一緒のようにならないように自分は優勝してやろうと思います」と“兄超え”を宣言した。

 兄の決めゼリフを拝借し「圧倒的に勝つ」と明るく振る舞ったが、危機感も芽生えている。自身が出られなかった世界選手権では志々目愛(23=了徳寺学園職)と角田夏実(25=同)のライバル2人が決勝を争い、日本の52キロ級が躍進したからだ。

 詩は「自分にとってマイナスの部分もあれば、プラスになる部分もある。日本に1番と2番がいるっていうのはやりがいがあるのかな」と話す一方で、マイナスの部分について「激戦区…」とひと言。東京五輪の1枠をめぐり、これから始まる激しい戦いを覚悟している様子だった。

 2人に追いつくためにも、世界ジュニアでつまずくワケにはいかない。「自分も負けてられないなと思いました。絶対、勝たないといけない立場」。詩はいつも以上に緊張感を漂わせ、機上の人となった。