柔道の世界選手権(28日開幕、ハンガリー・ブダペスト)に出場する女子48キロ級代表と52キロ級代表の4人が23日、成田空港を出発した。

 初出場となる48キロ級の渡名喜風南(22=帝京大)は出発を前に「(心が)高ぶっている。わくわくしている」と胸を弾ませた一方で「自分の力を出し切れば勝てる」と自信を見せた。この日は「たまに着用する」というピアスを両耳に着けて登場したが、実はこれが験担ぎになっているという。

 このピアスを着用していた2015年の世界ジュニア選手権(UAE・アブダビ)、講道館杯(千葉ポートアリーナ)、グランプリ・青島(中国)ではすべて金メダルを獲得。「勝ちたいと思ったら着ける」という“最強アイテム”に必勝を誓い、決戦地に向かった。