柔道 阿部詩 兄との世界選手権は…

2017年04月03日 16時30分

阿部詩は優勝した志々目愛(左)を崩せず準決勝敗退

 柔道の世界選手権(8~9月、ハンガリー)代表選考会を兼ねた全日本選抜体重別選手権最終日(2日、福岡国際センター)、女子52キロ級で注目の阿部詩(16=兵庫・夙川学院高)は準決勝で敗れ、男子66キロ級で兄の一二三(19=日体大)との世界選手権アベック出場を決めることはできなかった。

 

 内股で技ありを奪われる敗戦に「まだ自分の力じゃ、ああいうふうになってしまう」と涙。52キロ級の代表には角田夏実(24=了徳寺学園職)が選ばれ、残る可能性は2人枠の2人目として滑り込むしかない。しかし、全日本女子の増地克之監督(46)は「焦って世界の舞台を経験させるのではなく、鍛えながら育てていきたい。(代表は)厳しいです」と話した。

 

 また、女子63キロ級は代表派遣見送りが決まった。昨年12月のグランドスラム東京大会からの国内外の主要3大会でこの階級のみ優勝者が出なかったことが理由で、増地監督は「世界選手権は出ればいいという大会じゃない」と語気を強めた。

 

 なお、今大会は国際柔道連盟(IJF)が導入した新ルールを国内で初めて施行したが、ゴールデンスコア形式の延長戦に突入する試合が続出。

 

 決勝も男女14階級中9階級に上り、男子100キロ級は12分14秒の死闘となった。審判によって指導を出すタイミングが遅れ、強化委員からは改善を求める声が相次いだ。