金メダリスト・松本薫「妊娠」で全柔連が約束した全面サポートの中身

2017年01月27日 16時30分

松本薫

 柔道のロンドン五輪女子57キロ級金メダルの松本薫(29=ベネシード)が26日、妊娠したことを明かした。松本は都内で開かれた全日本柔道連盟の新年会に駆けつけ、金野潤強化委員長(49)や全日本女子の増地克之監督(46)に報告。出産は夏ごろの予定で、その後は2020年東京五輪に向けて復帰を目指すことを改めて誓った。

 昨年11月に8年間交際した料理人の男性と結婚。予告通りの短期間でのおめでたとあって、松本は「幸せです!」と笑顔いっぱい。続けて「また畳に上がりますよ。いろんな挑戦に向けて頑張りたい。復帰はするので待っていてください」とややふっくらした様子で話した。関係者もお祝いムード一色。増地監督は「さすがです。勝負強い。無事に出産して、ゆっくり体を休めて戻ってきてほしい」と手放しで祝福した。

 一方で、増地監督は「子供は産んでからのほうが大変。周りのサポートをどうやっていくか、コーチとも話し合っていきたい」と本格復帰に向けて支援体制の整備に尽力することを表明。「合宿でも子供を預ける場所をしっかり確保したい。NTC(味の素ナショナルトレーニングセンター)の中にはあるようですけど、自由に使えるような環境を整えていきたい」と強調した。

 柔道界では五輪2大会連続金メダルの谷亮子氏(41)が出産後に復帰した例がある。スポーツ界は全体的に選手寿命が延びており、今後も松本のような選手が増える可能性もある。また、女子コーチ育成の側面も見逃せない。大会会場などで託児所の設置を進めている全柔連だが、新たな環境作りに着手する方針だ。