【柔道】元世界王者・西田優香が涙の引退会見「戦っている途中で決めた」

2016年12月15日 17時02分

引退会見を行った西田優香(中)。左は秋本コーチ、右は山田監督

 柔道女子52キロ級で元世界王者の西田優香(30=了徳寺学園職)が15日、千葉・浦安市の了徳寺大学で引退会見を開いた。

 

 11月の講道館杯で5歳から始めた現役生活にピリオドを打った西田は「前日まで引退するか決めてなくて、戦っている途中で『もう戦いたくないな』という気持ちになりました。『やりたくない』と思うまでやれたことは幸せだなと思います」と経緯を明かした。

 

 一番の思い出には2010年東京世界選手権で中村美里(27=三井住友海上)を下して金メダルに輝いたことを挙げた。五輪は3度選考レースに挑み、すべて中村に阻まれたが「中村選手だから五輪に出られないこともあきらめがついた」とライバルをたたえた。ロンドン五輪後、現役を続けた理由も告白し「浅見(八瑠奈)選手と田知本姉妹が家に来てくれて『先輩と一緒にもう一回、世界と戦いたいです』と言ってくれたのが決心するきっかけになりました」と涙ながらに語った。

 

 今後は指導者として柔道に関わる意向で「違う形で柔道に携わっていきたい。自分の成績以上の選手を育てていきたい」と意欲を燃やした。