リオ五輪柔道で金メダルを獲得した男子90キロ級のベイカー茉秋(22=東海大)と女子70キロ級の田知本遥(26=ALSOK)が27日、神奈川・平塚市での東海大柔道部報告会に出席した。

 4年生のベイカーは「小さいころからの夢を達成できてうれしい。地元の東京五輪で2連覇し、もっとビッグな男になりたい」と宣言し、会場内を沸かせた。

 東海大出身の田知本は「念願の夢を達成したが、決して一人では成し遂げられないものだった」と練習拠点である母校に感謝した。自身の進退について年内に決断する意向で「リオで出し切った感もあるが、東京五輪も魅力的。葛藤があり、迷っている」と漏らした。現在は報告会出席などで忙しく、練習は週に1、2日程度だという。「全日本も新体制になったので、あまり(決断を)引き延ばしてはいけない。早めに伝えられたらいい」と述べた。