柔道男子60キロ級・高藤 「息子に活躍する姿テレビで見せる」

2016年07月14日 16時30分

壮行会で気合を入れた高藤(後列右から3人目)ら

 リオ五輪柔道男子60キロ級代表の高藤直寿(23=パーク24)が計画変更をバネにする。

 

 13日、母校の東海大の壮行会に出席した高藤は「大学で応援してもらえるのは自分の力になる。金メダルを取って恩返ししたい。緊張より、『夢をかなえる日が近づいてくる』とプラスにとらえている」と決意表明。日本選手団の山下泰裕副団長(59)、全日本男子の井上康生監督(38)らとともに一丸となった。

 

 ここにきて、負けられない理由がもう一つできた。高藤は楽しみにしていた1歳9か月の長男・登喜寿(ときひさ)くんのリオ行きを断念したことを明かした。理由は治安の悪化だ。ブラジル発の報道に神経をとがらせており「治安が悪すぎて…。子供がこの前、連れ去られた。外国人の子って結構高く売れるみたいなので。結局遺体で見つかったりしてたから」。万が一のことを考えるとシャレにならない。

 

 金メダル獲得の瞬間を登喜寿くんの目の前で見せることはできなくなった。しかし、誰よりも輝く姿をテレビ画面を通じて愛息に届けることはできる。五輪初采配の井上監督は「相手は右(組み)も左も想定される」と話し、リオでは1選手につき2人の練習パートナーを帯同することを明かした。サポート態勢も盤石で「なるべく多くテレビに出れるように、どんどん目立っていきたい」と高藤は気合を入れた。