リオデジャネイロ五輪柔道女子63キロ級代表の田代未来(22=コマツ)が11日、都内で行われた所属の壮行会に出席した。

 5月のワールド・マスターズ大会連覇など、力をつけている田代は「最近は毎晩のように五輪の夢を見て、意識するようになった。金メダルを取ることが目標ですが、自分らしい柔道をすることが結果につながる。応援を力に変えて日本に帰って来れるよう頑張ります」と決意表明し、大きな拍手を浴びた。

 金メダル獲得には過去一度も勝てていないクラリス・アグベニュー(23=フランス)を倒さなければならない。「力で勝負したら負ける。とにかく先手、先手で攻めにいくことが大事」と話し、難敵撃破に自信をのぞかせた。

 また、台湾代表で女子57キロ級の連珍羚(28)はロンドン五輪金メダルの松本薫(28=ベネシード)に宣戦布告。マスターズ大会では松本から初勝利を挙げて、成長を証明しており「リオでは今までやってきたことを思い切り出したい。自分の柔道をやってきます」と大物食いに目を光らせた。