【柔道】海老沼の活躍の裏に香菜さんの献身サポート

2016年07月11日 10時00分

香菜夫人のサポートが海老沼を金メダルに導く

 リオ五輪柔道男子66キロ級代表の海老沼匡(26=パーク24)と元世界選手権代表の香菜さん(28)の出会いは2006年。まだ2人とも高校生だった。ジュニアの国際大会にともに出場し、試合後、連絡先を交換したのがきっかけとなった。

 世界選手権金メダル、ロンドン五輪銅メダル…海老沼の活躍の裏には、常に香菜さんがいた。14年9月のアジア大会後、香菜さんは現役引退を決意。交際期間は実に9年目に突入していた。

 運命の日は突然、やって来る。ある日、海老沼と遊んでいると、東京駅に誘われた。「丸の内のイルミネーションを見に行こう」。香菜さんがついていくと、まだ照明は点灯していなかった。「まだついてないのに、なぜイルミ?」。香菜さんがけげんそうな表情を浮かべていると、海老沼の前に、運転手付きの一台の白いボディーのリムジンが止まっている。「さあ、乗って」。ドアが開き、中へと案内された。「その車内で『俺でよかったら』と。東京タワーとか回って、花束、指輪をもらいました」(香菜さん)。長年交際していても、見たことがない海老沼のロマンチックな一面だった。

 今では3度の食事はもちろん、海老沼の身の回りを献身的にサポート。リオも客席から応援する予定だ。五輪はかつて香菜さんも目指したが、夢はかなわなかった。「私も金メダルを取ってもらいたい気持ちがある」。香菜さんは愛する夫の背中をそっと後押しする。