リオデジャネイロ五輪柔道男子81キロ級代表の永瀬貴規(22=旭化成)が25日、母校の長崎日大高で柔道教室を行った。

 幼稚園から高校生まで320人が参加。永瀬の入場時には大型ビジョンでこれまでの試合の映像が流され、会場となった体育館内は熱気で包まれた。

 相手が子供中心とはいえ、永瀬の目は真剣そのもの。打ち込み練習では「相手を崩すことを意識してやってください」と身ぶりを交えて説明した。

 恩師の松本太一監督(36)とは4月の全日本選抜体重別選手権以来の再会。松本監督が「だいぶ、カメラに向かっての言葉がうまくなってきた」と話すと、永瀬も思わず笑みを浮かべる。「自分の意識の低さだったり、そういうのを変えてくれた3年間だった。すごく感謝しています」と振り返り、母校でのひと時を楽しんだ。柔道教室は26日も行われる。