谷亮子氏 「柔道界復帰」は歓迎されていない?

2016年06月11日 06時30分

全柔連初の女性理事に就任し、会見をする谷氏(中)。左は田辺陽子、右は北田典子(2013年6月)
全柔連初の女性理事に就任し、会見をする谷氏(中)。左は田辺陽子、右は北田典子(2013年6月)

 次の参院選に出馬しないことが濃厚となった生活の党副代表の谷亮子参院議員(40)に、古巣の柔道界が複雑な反応を示している。

 五輪金メダリストとしての抜群の知名度を生かし2010年に初当選。しかし、政治活動は期待されたほどうまくいかなかった。今後はいったい、どうするのか。

 真っ先に浮上するのが柔道界への復帰だ。谷氏は13年6月に全日本柔道連盟の理事に就任したものの、公務の多忙を理由にわずか1期(2年)で“お役御免”となっている。国会を離れれば、来年6月の役員改選で元のさやに戻る可能性はある。

 ただ、そう簡単にはいきそうにない。全柔連のある理事は谷氏に門戸を開きつつも「理事ではなく、委員会とかからやってほしい。柔道教室などで地方を回ってくれたら」と話し、一から経験を積ませたい意向を示した。

 理事時代、谷氏は試合会場に一度も姿を見せないなど、協力的とはいえない姿勢だった。このことが尾を引いている。別の柔道関係者は「これからリオ五輪がある。スポーツキャスターなんかドンピシャ」と皮肉を交えて話した。

 ニッポン柔道は2012年ロンドン五輪で金メダル1個の惨敗。翌年の暴力問題でも世間を騒がせた。本来ならそうした“負のイメージ”からの脱却と4年後の東京五輪に向け、谷氏が柔道界に果たす役割は大きいはずだが…狂った歯車は元に戻るのか。

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