柔道全日本女子の南條充寿監督(44)が1月に体調不良で救急搬送されていたことを明かした。

 9日、仙台大学で元代表選手の妻・和恵さん(43)とともに取材に応じた南條監督は、2月の欧州遠征に同行しなかった理由を「ぶっ倒れたんですよ。緊急搬送されました」と告白。1月16日、東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)での練習中、突然、選手の前で意識を失ったという。

 詳しい病名は公表を控えたものの、その後2か月半にわたり、離脱。4月の合宿では選手に謝罪した。もともと酒が大好きだった南條監督だが、ストレスにより酒量が増加したことが原因で、和恵さんも「アホみたいに飲んでいた。赤羽の駅で転がりそうになったこともある。監督になってから」と当時を振り返った。

 現在は禁酒しており「ウエストは4・9センチ、体重は5・6~5・9キロマイナス」(南條監督)とスリムになった。体調も快方に向かい、「全体合宿は6月しかない。所属を回らせてもらって、送り出してやりたい」と最後まで全力で動き回る決意を示した。