我孫子市議会議員の売名王・澤田敦士(32)が5日、柔道グランドスラム東京大会(東京体育館)を視察に訪れた。

 選挙公約に「我孫子のスポーツ発展」を掲げた澤田は、会場に到着するや明大の大先輩である講道館の上村春樹館長(64)の元へと直行。当選を報告すると「世の中のためになる人間になりなさい」と激励され、感無量の表情を浮かべた。

 オセアニア地区の柔道選手を支援するNPO法人の理事長も務める売名王は「嘉納治五郎師範の別荘も我孫子にあるし、柔道とは切っても切れない。東京オリンピックの直前合宿(誘致)など、大先輩でもある館長のお力をお借りできれば」と決意を新たにした。

 また、中学高校時代を過ごした柔道私塾「講道学舎」でコーチだった全日本柔道連盟の北田典子理事(49)や、天理大の穴井隆将監督(31)などとあいさつを交わし、腰を深々と折り曲げた。

 柔道界でもすっかり時の人となった澤田だが、その変貌ぶりに驚く関係者が続出。

 名刺交換したある名門高校監督は「ウソくせえ~。授業中とか起きてられなかったタイプじゃん」と手荒く祝福すると、「低いなー。俺、初めてお前の後頭部見たよ」と苦笑い。当選前とは異なるその平身低頭ぶりにあっけに取られていた。