今年の全日本柔道選手権を制した原沢久喜(23=JRA)の優勝祝賀会が11日、東京都内のホテルで開かれ、全日本柔道連盟の山下泰裕副会長(58)、講道館の上村春樹館長(64)、日本レスリング協会の福田富昭会長(73)、主催の日本大学柔道部関係者ら233人が出席した。

 原沢は「祝賀会をしていただけるとは、全日本優勝は改めてすごいなと感じた」と〝柔道日本一〟の重みを実感した様子。4日に行われたユニバーシアード(韓国・光州)100キロ超級でも優勝し「(リオ)五輪への気持ちが強くなった」と、来年の大舞台での金メダル取りへ意欲を見せた。

 ただ、五輪の同級代表争いは、現状では8月の世界選手権(カザフスタン)に出場する七戸龍(九州電力=26)が一歩リード。それでも「一つひとつ大会に勝っていきたい」と宣言し、逆転で代表の座を狙う。