
バルセロナ五輪男子95キロ超級銀メダルの〝元暴走王〟小川直也氏(54)の長男・雄勢(25=パーク24)が全日本選抜体重別選手権(3日、福岡国際センター)の100キロ超級で優勝した。
準決勝で東京五輪代表の原沢久喜(長府工産)との対戦を制して決勝に進んだところ、太田彪雅(旭化成)と故斉藤仁さんの次男・立(国士大)が対戦したもう一つの準決勝の結果は両者反則負け。決勝が不戦勝となるまさかの展開で優勝が転がり込んできた。
小川は「(決勝を)やりたかったけど、もう1回、世界で戦うんだという気持ちで決勝までいけたと思うのでよかった」。準決勝で東京五輪代表の原沢に勝利したことには「成長したからこそ、こういう結果になった」と手応えを口にした。
この日は6階級の世界選手権(10月、タシケント)代表が発表されたが、100キロ超級は29日の全日本選手権後に決定される。まだチャンスは残されている。
【関連記事】
- 関連タグ: