全日本柔道連盟は15日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、講道館杯全日本体重別選手権(17~18日、山梨・小瀬スポーツ公園武道館)を中止すると発表した。

 同連盟は昨年12月に施行した「2021年講道館杯全日本体重別選手権大会実施時における新型コロナウイルス感染症拡大防止等に関する基本方針」により、選手の所属柔道部や普段の稽古先がコロナの影響による休止期間中である場合は、試合への出場を認めないなど、感染拡大防止策を講じていた。

 しかし、コロナの再流行に伴い、出場選手が所属する柔道部が活動休止となる事態が多数発生。そのため、中里壮也専務理事は「2021年度後期全日本強化選手選考ならびに2022世界柔道選手権大会ウズベキスタン/タシケント日本代表選手第1次選考という本大会の目的を公平な形で達することが困難であるため、開催を中止することとなりました」などとコメント。苦渋の決断を下したという。

 日程を変更しての開催は、今後の感染状況を踏まえた上で検討していく。