東京五輪で日本男子代表監督を務めた井上康生氏(43)が18日、競技普及と新たな取り組みへ向けたSNS展開をスタートさせた。

 東京五輪でメダル量産に貢献した井上氏は11月に全日本柔道連盟のブランディング戦略推進特別委員長に就任。その第一歩として、全柔連の公式ツイッターでユーザーへ向けたアンケートの実施を開始した。

「柔道が今の世の中から何を期待されているのか どう見えているのか これからの柔道を考えるためにご意見をお待ちしております」と記し、柔道のイメージや魅力、会場に求めるもの、経験・観戦の有無など多数の項目を設けて意見を募っている。

 自身はシドニー五輪で金メダルを獲得。監督としても結果を出し、新たな立場で競技のすそ野を広めようとしている。これに呼応するように、柔道男子五輪3連覇の野村忠宏氏は「皆さんのご意見が柔道界の未来に繋がります」と呼び掛け、東京五輪73キロ級金メダルの大野将平(旭化成)もリツートしている。

 また、他競技からも賛同の声が上がっており、体操の男子日本代表・水鳥寿思監督は「さっそく動き出しています。ぜひご協力いただければうれしいです」とつづり、レスリングのアテネ&北京銅メダルの浜口京子らもリツイートし、アンケートを盛り立てている