ヤンキースOBの松井秀喜氏(40)とデレク・ジーター氏(40)が18日、都内のホテルで、東日本大震災チャリティーイベント「2015ハイチュウプレゼンツ トモダチチャリティベースボールゲーム」(21日、東京ドーム)の記者会見を行った。

 松井氏は「ここにジーターがいるという事実だけでもすごいと思う。この20年間、メジャーリーグの存在でした。そのジーターを連れて来ることができてうれしい。被災された方々、特に子供たちには笑顔になってもらって、東北に戻れるような手助けを2人でしたい」とイベントへの意気込みを語った。

 ジーター氏も「これほど大きな災害に見舞われた経験は自分自身ないが、2001年の“9・11”を経験して、次へ進んでいかなければいけないという気持ちはこの時に感じた。一人の野球人としてイベントでは被災された方々が前向きに、そして元気になるようなものを提供したい」と言葉を選びながらコメントした。

 同い年で親友同士の2人だけに、会見では報道陣の笑いを誘うやり取りも見られた。司会者から「おふたりはどんな子供だったか」と振られた松井氏が「ボクは野球を始めたのが遅くて、相撲や柔道をやっていた。それだけじゃなくてピアノや書道もやっていた」と答えると、その横でジーター氏は「ス、スモウ!? それは知らなかった」と目を白黒。「(イベントが開催される)土曜日にピアノを弾いてもらうのもいい」と提案したジーター氏に対し、松井氏はすかさず「30年間やっていないんで、よろしくお願いします」。

 息ぴったりの掛け合いを披露した“日米レジェンドコンビ”。当日のイベントは大いに盛り上がりそうだ。