【柔道】GS初優勝 故斉藤仁さん次男・立に受け継がれた“父の魂”

2021年11月11日 06時15分

オンラインで会見を行った斉藤立(東スポWeb)
オンラインで会見を行った斉藤立(東スポWeb)

 父から息子へ魂は受け継がれているようだ。柔道のグランドスラム(GS)バクー大会の男子100キロ超級で優勝した斉藤立(19=国士舘大)が決意を新たにした。

 五輪2大会金メダルの故斉藤仁さん(享年54)の次男としても注目を集める中、大会では4試合オール一本勝ちと圧巻のV。帰国後の10日にオンラインで取材に応じ「ホッとしたという気持ちが一番強い。思ったよりも自分の柔道が通用した部分と、直した方がいいなという部分があった」と振り返った。

 かねて重量級復活の〝最終兵器〟として期待がかかる逸材の躍動に、仁さんと親交が深かった全柔連の関係者は「一番グッと伸びてくるころだと思うし、今回のGSの優勝で自信もつけたと思う。技術面はお父さん(仁さん)が徹底して教えてきたから、技は多彩だし、体も柔らかいし、期待は大きい」と太鼓判を押した。

 さらに、斉藤の言動にも注目。この日の取材で報道陣から「お父さんが見ていたら、どう評価された?」と問われると、斉藤は「ちょっと褒められて、その後これからの課題をやっていく(と思う)。もしかしたら、空港で一人打ち込みをさせられているかもしれない」とコメント。前出関係者は「(仁さんなら)間違いなくそうだと思う。立もいろんな思いを感じているんじゃないかな」と目を細めた。

 かつてニッポン柔道の「お家芸」と言われた最重量級も、五輪では2008年北京大会の石井慧を最後に3大会で金メダルから遠ざかっている。斉藤はパリ五輪へ向けて「勝ち続けないと選ばれないと思うので、常に勝てる状態に持っていけるようにしないといけない」と意気込んだ。

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