【柔道】故斉藤仁さんの次男・斉藤立がオール一本でGS大会初優勝! パリ五輪へ好発進

2021年11月08日 00時20分

斉藤立(東スポWeb)
斉藤立(東スポWeb)

 大器がいよいよ覚醒か――。柔道のグランドスラム(GS)バクー大会(7日、アゼルバイジャン)、男子100キロ超級で斉藤立(19=国士舘大)が4試合オール一本勝ちの離れ業で優勝。ロサンゼルス&ソウル五輪金メダルで全日本男子監督も務めた故斉藤仁さん(享年54)の次男が、初出場となったシニアのワールドツアーでいきなり結果を残した。

 斉藤は攻撃的な柔道で勝ち上がり、決勝では世界ランキング11位のテムル・ラキモフ(タジキスタン)と対戦。開始44秒に大内刈りで技ありを奪って試合を優位に進めると、支え釣り込み足や内股で攻め立てた。最後は4分10秒、豪快な支え釣り込み足で相手を裏返しにして一本勝ち。試合後はニコリともせず〝ドヤ顔〟で胸を張った。

 ニッポン柔道の「お家芸」と言われた最重量級も、五輪では2008年北京大会の石井慧を最後に3大会で金メダルから遠ざかっている。今夏の東京五輪では、リオ五輪銀メダルの原沢久喜が5位に終わった。

 そうした中で柔道関係者は「重量級はジン(故斉藤仁さんの愛称)の息子がやるしかない」と、斉藤がお家芸復活の〝最終兵器〟と口をそろえる。ただ190センチ、164キロの大器は昨年、腰の負傷で入院するなどケガに泣かされてきた。国士舘大で指導を受ける全日本男子の鈴木桂治監督からは今大会前にケガへの対応について「重量級特有の甘さがある」などと、辛口のゲキを浴びせられた。

 日本重量級復活の使命を担う斉藤が、残り3年を切ったパリ五輪へ向けて上々のスタート。父と同じ金メダルを目指し、ついにギアを上げてきた。

 また、男子90キロ級では増山香補(パーク24)が優勝した。

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