1984年ロサンゼルス五輪、88年ソウル五輪の男子柔道で2大会連続金メダルを獲得した斉藤仁氏が死去した。54歳。全日本柔道連盟が20日、明らかにしたもので、昨年末から闘病生活を送っていたという。

 斉藤氏は1961年1月2日生まれ。青森県出身。国士舘大卒業後、83年の世界選手権・無差別級で優勝し、五輪でも2大会連続で金メダル獲得。引退後は国士舘大で教授を務め、04年アテネ、08年北京五輪では柔道男子監督を務め、その後は全柔連の強化委員長に就任した。