女子柔道の松本薫 驚くべき“野獣”の超感覚

2015年01月15日 16時00分

 柔道の日本女子が14日、東京都内で強化合宿を公開。ロンドン五輪57キロ級金メダルの松本薫(27=フォーリーフジャパン)は「私は自分の細胞が活性化されるのが分かるんです」と、驚くべき?“肉体観察力”があることを明かした。

 

 松本の感覚は一般人にはチンプンカンプンだ。「筋力が落ちると、燃えるエネルギーも減りますよね。代わりにご飯を食べなければいけないんですが、食べ過ぎてもダメ。食べている途中に『ここからは食べてはダメだな』とかが分かるんです」。要するに、自分の食べたものがエネルギーとなって体に伝わる様子が感覚で分かるため、そのときの必要量も分かる、というわけ。

 

 さらに「筋肉が一つずれていてもわかる」そうだ。昨年から野獣スタイルを封印し自然体での柔道を目指しているが、常人には気がつかない感覚が冴えているあたりはやはり“野獣”だ。

 

 昨年8月の世界選手権(ロシア)ではまさかの2回戦敗退。年末のグランドスラム東京大会前には腰痛で欠場も考えたほどだったが、見事に優勝した。「出場しなければ次はなかった。ケガも焦らず受け入れて、自分が持っているものを信じたら結果につながった」

 

 経験を生かし、今年のテーマには「受け入れる」を挙げた。「五輪が近づくにつれ、焦るところが出てくるが、自分の立場や、やるべきことを受け入れ行動したい」。来年はいよいよリオ五輪が待つ。冷静な野獣が虎視眈々と勝利を目指す。