東京五輪の柔道競技7日目(30日、日本武道館)、女子78キロ級超決勝で素根輝(そね・あきら=21、パーク24)がオルティス(キューバ)に延長戦を制して優勝し、金メダルを獲得した。

 勝利を決めた素根は感極まって号泣。テレビ中継のインタビューでは「コロナ禍の中でこういうふうに五輪が開催されて、感謝の気持ちでいっぱいです。とにかく先に攻めようと思って、絶対に負けないという気持ちで臨みました。この大会のために練習を頑張ってきたので、それが出せて良かった。本当に頑張ってきてよかった」と喜びをかみしめた。

 同階級の金メダルは2004年アテネ五輪の塚田真希以来17年ぶり。すでに「世界選手権」「全日本選手権」を制しており、女子では阿武教子、塚田に続いて史上3人目となる「柔道3冠」を達成した。

 これで日本勢の金メダルは9個目となり、2004年アテネ五輪の8個を上回った。