柔道100キロ超級世界王者で“世界最強の男”テディ・リネール(25=フランス)が5日、東京・新宿区の早稲田大学を訪問し、同大柔道部員に直接指導を行った。

 重量級の絶対王者と学生とでは、まるで大人と子供。リネールが乱取りで軽々と相手を投げ飛ばすと、学生たちからは大きなどよめきが起こった。練習後は「みなさんの攻める姿勢は非常に良かった。抱負な足技を持っていた」と話す一方で「みなさんは日本の伝統的な組み方。国際大会で勝つためには、そこからもう一歩超えた組み方を覚える必要がある」と世界王者らしいアドバイスを送った。

 自ら「大好きな国」という日本の若者との交流を終えたリネールは「それほど年も離れていない若い彼らと交流できて非常にうれしかった。楽しい時間を過ごせた」と満足げな表情を浮かべていた。