小川雄勢初戦敗退も潜在能力の高さ証明

2014年11月10日 11時00分

雄勢(左)は高橋に柔道をさせてもらえなかったが、評価は変わらず

〈男子100キロ超級〉柔道の講道館杯全日本体重別選手権(9日、千葉ポートアリーナ)、男子100キロ超級で暴走王・小川直也(46)の長男・小川雄勢(18=東京・修徳高3年)は、潜在能力の高さを証明する初戦敗退となった。


 2010年の全日本選手権覇者の高橋和彦(29=新日鉄住金)と対戦した雄勢は組み手をことごとく封じられ、柔道をさせてもらえない。しかし、圧力では負けず最後まで前進。


 技で投げられることなく、指導の差で優勢負けを喫した。


 雄勢は「組み手もうまいですし、力もありました」と悔しがったが、父の暴走王は気にしていない。「びっくりしたな~。ベテランにあの試合をやられたらきつい。やり合ったらチャンスがあった」と高橋が真っ向勝負をしてこなかったことを嘆きつつ、期待以上の奮闘を評価した。


 雄勢の伸びしろを裏付けるデータも新たに発覚した。身長アップを最優先させ、息子にウエートトレーニングを全くやらせていない小川は先日、「試しにやってみろ」とベンチプレスに挑戦させた。ところが、雄勢は「60キロないくらい」(小川)と低調な記録に終わったという。通常、100キロ超級の選手なら「練習は150キロから始まる」(関係者)といわれるほど。それが60キロも上げられないとあって小川も「ヤバイ領域…」と驚いたが、ナチュラルパワーだけでトップ選手とやり合えたのは大きな収穫だ。


 高校生での試合は今大会で一区切り。


 来年から明治大に進学する暴走王ジュニアは、3月の全日本選手権東京予選から再スタートを切る。