【柔道世界選手権】男子60キロ級・古賀玄暉が「父子優勝」の先に見据える「五輪金」

2021年06月01日 23時00分

古賀玄暉は亡くなった父・稔彦さんの言葉で目覚めたという

 柔道の世界選手権ブダペスト大会(6~13日、ハンガリー)に出場する日本選手団が1日、羽田空港から出発。男子60キロ級の古賀玄暉(22=旭化成)がオンラインで出国前取材に応じた。

 4月の全日本選抜体重別選手権で、前月に死去した父・稔彦さんへの「結果で恩返しする」という誓いを果たして涙の初優勝。これにより初めて世界選手権代表に選ばれ「長身の相手やパワー柔道という、外国人選手との戦い方になる。前回(選抜)のように接近戦だけでは勝てないので、対策して練習してきた」と気合十分。

 昨年、一昨年と講道館杯などで結果が出ずに、自分の柔道を見失っていたが、目覚めたのは稔彦さんの言葉だったという。

「指導を狙いにいく柔道をしてしまっていたが、父が亡くなる1週間前に『玄暉のオレ様柔道が好きです』という言葉を、母が書いて渡してくれた。自信を持って思い切った柔道をやることなんだという気持ちに代わった」

 一本を取りにいくスタイルを取り戻して選抜を制し、今大会も「投げにいく柔道で金メダルを取りたい」ときっぱり。

 父子優勝もかかる舞台に「自分の夢の一つ」としながらも、五輪代表の高藤直寿や、今大会ともに出場する永山竜樹を追う立場だけに「最終目標はオリンピックで金メダル。次のパリ五輪は年齢的にもいい状態で挑めるので、代表になれるように今回つなげていきたい」と力を込めた。

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