柔道男子日本代表合宿に参加中の66キロ級世界王者・丸山城志郎(27=ミキハウス)が22日、オンライン取材に応じ、リベンジを誓った。

 丸山は一昨年の世界選手権で優勝を果たしたものの、昨年12月の東京五輪代表決定戦で阿部一二三(23=パーク24)に敗戦。悔しさを味わったからこそ「負けてそこで落ちたら普通の選手で終わってしまう。そこからまた這い上がって、また新たに強い自分を見せたい」と闘志を燃やす。

 東京五輪には出場できないが、6月の世界選手権(ハンガリー・ブダペスト)に出場予定。「優勝してまた新たなに次につなげていけたらいい。12月の決定戦で負けてから僕がもう1回世界王者になって、やっぱり丸山は強いなって言われるような勝ち方をしたい」と決意を述べた。

 3月下旬に右足首を捻挫し、全日本選抜柔道体重別選手権の欠場を余儀なくされた。それでも「まだ完璧には完治していないが、練習は問題なくできている」と復調ぶりをアピール。「世界選手権が6月の頭にあるので、逆算してこの4月の半ばから5月の前半くらいまでは内容も量も濃く、とことん自分を追い込みたい」と展望を口にした。
 2024年パリ五輪へ、どん底を味わった丸山が再び世界の強者たちに挑む。