【柔道】五輪2大会連続銅メダルの海老沼匡が現役引退 吉田秀彦氏からの〝要求〟には苦笑い

2021年04月15日 14時23分

引退会見を行った海老沼(右)と吉田総監督

 柔道男子66キロ級でロンドン、リオと五輪2大会連続で銅メダルを獲得した海老沼匡(31=パーク24)が15日、都内のパーク24本社で会見を開き、現役引退を発表した。

 海老沼は「柔道選手としての引退を決めました。昨年の講道館杯決勝で負けて、国際大会で活躍することが厳しいと感じました。今後は指導者としてゼロから精進して参りたいと思います」と報告。26年に及ぶ選手生活に終止符を打った。

 地元の栃木・小山市の道場で5歳から柔道を始めた海老沼は、中学、高校では故古賀稔彦さん、パーク24の吉田秀彦総監督(51)も通った柔道私塾の名門・講道学舎に入門。2012年にパーク24入りし、五輪2大会連続銅メダル、世界選手権では3連覇を果たした。

 リオ五輪後には73キロ級に階級を変更し、東京五輪出場を目指すことに。大野将平(29=旭化成)、橋本壮市(29=パーク24)らと争ったが、代表の座を逃していた。

 自身の柔道人生については「オリンピックで金メダルを取ることが全てだった。取れなかった悔いというか反省点はあるが、全力を尽くして全てをささげてきたので、全体を通しての悔いはない」と、どこか晴れやかな表情で振り返った。

 今後は所属のパーク24でコーチの道に進む。同席した吉田総監督からは「オリンピックに出るような選手をパークから出すような指導者になってほしい。何をもっても皆の見本になるような男だが、日本だけじゃなく海外でも勉強してもらいたい」と海外修行&英語の習得をリクエストされた。

 これには苦笑いを浮かべながらも「スポンジのようにいろんなことを吸収したい。試合に出るのは選手なので、プラスワンというか、もう一押しができるような指導者になりたい」と抱負を語った。

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