柔道男子日本代表の井上康生監督(42)が10日、オンライン取材に応じ、東京五輪に向け、海外合宿プランを明かした。

 グランドスラム(GS)アンタルヤ大会、アジア選手権(キルギス)の国際大会2連戦を終えた男子。東京五輪66キロ級代表の阿部一二三(23=パーク24)がGSアンタルヤで優勝。同100キロ超級代表の原沢久喜(28=百五銀行)、同100キロ級代表のウルフ・アロン(25=了徳寺大職)はGSでは銀メダルだったが、アジア選手権で優勝した。

 井上監督は各選手の課題を挙げたうえで、東京五輪までの強化策に言及。「世の中の状況を見て慎重に考えないといけないとは思っているが、(海外合宿を)視野に入れたスケジュールで考えている。海外勢と組まないとわからないことがあったと選手たちも言っていた。環境が整うなら海外の選手たちと組み合う環境づくりをして、最後の詰めをしないといけないと思っている」と明かした。