柔道の世界選手権(6月、ブダペスト)の代表選考会を兼ねる全日本選抜体重別選手権(福岡国際センター)の第1日目が3日、女子7階級で行われ、48キロ級は東京五輪代表補欠の角田夏実(28=了徳寺大職)が初優勝した。

 52キロ級で2018年から2連覇の実績をもつ実力者。決勝では古賀若菜(20=山梨学院大)から開始わずか28秒で腕ひしぎ十字固めを決め一本勝ちした。

 78キロ超級は、昨年の全日本女子選手権を初制覇した冨田若春(23=コマツ)が決勝で高橋瑠璃(20=山梨学院大)から反則勝ちを収め、初の頂点に立った。

 また70キロ級の新添左季(24=自衛隊)、63キロ級の鍋倉那美(23=大石道場)、57キロ級の舟久保遥香(22=三井住友海上)、52キロ級の坪根菜々子(21=福岡大)も初優勝。78キロ級は高山莉加(26=三井住友海上)が、2018年以来2度目の制覇を果たした。

 なお、今大会に東京五輪代表は参加していない。